雪国まいたけとクックパッド [グルメ・クッキング]
春 クッキーと杏 [グルメ・クッキング]
我が家の庭の紅梅が盛りを終えつつあるのと入れ替わりに今、杏の樹がその枝先に見て見てと言わんばかりにその蕾をいっぱいにふくらませてメジロたちと戯れています。
この時期にぴったりのお菓子をいただきました。 夙川(しゅくがわ)のミッシェルバッハというお店の「クッキーローゼ」 目にも楽しくもちろんサクサクの触感とバターの風味豊かなお味もぴか一のクッキーです。
お花の形をした可愛いクッキー。真ん中にはホワイトチョコとストロベリーチョコ。最近はほとんどお取り寄せができますが、このクッキー西宮のこのお店に行かないと買えないのだそうです。当地でもとても人気で並んで買ってくださったとおっしゃっていました。こういうプレゼントが何よりうれしいですね。
MICHEL BACH 西宮市久出ヶ谷町2-28 電話0798-74-3789
春をたっぷり感じた日曜日でした。
ドミニク・サブロンのサンドウィッチ パドンニのカラフルパスタ ブルーベリーナイツの映画にボルドーワイン [グルメ・クッキング]
今まで、私の知っている限りではJALの通信販売でしか買えなかったパドンニの帽子型をしたパスタやカラフルなファルファッレ(蝶々型)がそこに売られていました。オレンジ色はパプリカ粉、黄色はウコン、グリーンはほうれん草、ピンクは赤ビート、黒はイカ墨といった具合にカラフルとはいえ全て天然の色素で色を付けています。嬉しくなって帽子の形をしたパスタと、Farfalline Fantasiaとかかれた蝶々のショートパスタの2袋を買い求めました。今日のお夕食は帽子型のショートパスタ、グリーンピースとコンテのクリームソース仕立てにしようと心に決め 次なる目的場所の六本木ヒルズへ。
六本木では頂いたチケットがあったので「マイ・ブルーベリーナイツ」を見ました。ラブストーリーと聞いていましたが、フレンチ映画のようなさらりとしたそれでいてちょっと哲学的な良い映画でした。ブルベリーパイを焼くたびに、奥ゆかしい男性の包み込むような優しい愛情を思い出しそうです。
そして、最後にMouton-Rothschild のワインのエチケットの原画展が森ビルの52Fで開催されていたので足を運ぶことに。ピカソやアンディウオーホール、シャガール、イギリスのチャールズ皇太子の水彩画など興味深く拝見。なかなか見ごたえのある展示でした。3月30日までです。
充実した一日のお夕食にふさわしく、美味しいパスタが出来ました。帽子型のカラフルパスタです
アメーラトマト [グルメ・クッキング]
先日、東京駅のグラン東京ノースタワーに新規開店した大丸に行ってきました。勿論、地下食品売り場に直行です。思っていたよりこじんまりとしていて買いやすかったのですが、さすが、場所柄か男性の多いこと。渋谷のフードショーもお勤め帰りの男性をお見かけしますが、大丸地下は若い男性が買い物カゴをもって食材を選ぶ姿が目立ちました。それも、出来上がったお惣菜やお弁当ではなく、野菜やお肉、干物などお買いになっている男性がそこそこいらして、嬉しくなったのでした。
その大丸の野菜売り場に何種類ものトマトが並んでいました。良くある大きな真っ赤なトマト、中玉とまと、枝付のプチトマト、ミニトマト、フルーツトマト、塩トマトなどなど・・・ その中に 1センチくらいのラグビーボールのような形をした可愛い真っ赤なトマトが丸い筒型の透明の容器に入ってウェディングケーキのように並べられていました。思わず何?!?ってキャプションを見るとアメーラルビンズ≪ルビーのようなフルーツ≫と説明書きがありました。すごく甘いとあり食べてみたいと思いましたが、大量のトマトを箱買いしたところだったので今度にしましょう。と帰路につきました。多分ルビンズはルビーのようなビーンズのようなという意味でしょう。でも、アメーラって何?って気になって仕方がありませんでした。
なんと今日静岡からアメーラトマトが届いたのです。直径5センチほどの中玉トマトが箱にお行儀よく並んでいます。大きさはルビンズよりずっと大きいのですが兎に角名前は≪アメーラ≫です。食べてみると甘くて程よい酸味もあって触感も含めて永田農法で作られたトマトと良く似ていました。そして≪アメーラ≫の由来、わかりました!甘ーいの静岡弁なのだそうです。わかってみればなーんだ。ですね。カタカナになると方言もずっとおしゃれになるから面白いです。
トマトは癌予防に効果があるとされるリコピン成分が沢山含まれていることが知られていますが、このアメーラ、ポリフェノール,ギャバ、ベータカロチン、ビタミンCにも富む。とありました。スナック菓子をつまむくらいならお皿にこのアメーラルビンズを是非どうぞ!
初春のお約束 そして 酒ずし [グルメ・クッキング]
あけましておめでとうございます。
年をとると時間の経過が早くなると言いますが、本当にあっという間の昨年一年間で、ブログもあまり書けませんでした。楽しみにしてますからどんどん書いてください。と励ましてくださる生徒さんも沢山いて今年こそは思いのたけを存分に発信していきたいと年の初めに当たりまして思うのでございます。
昨年は、一年の世相を現す漢字に「偽」が選ばれたように本当に色々な不愉快な事件が多かったですね。特に食の世界では日本料理の代表格、料亭の吉兆をはじめ赤福、白い恋人、不二家、ミートホープ、加ト吉や白木屋など居酒屋にいたるまで表示の偽装がありました。勿体ないということから生じたとするコメントもあり、賞味期限の問題など――美味しく食べられる期間の表示であって捨てる必要はないという論議――今後検討すべき課題も多いのですが、でも、やっぱり口に入れるもの、そこに嘘があってはもってのほか。正直であるということは、謙虚な心を持ち、虚栄心や驕り、慢心などとは無縁の状態に自分を置かないといけないということです。人様のことを言う前にまず自分から。常に正直な私でいられるよう心を律することに努力をはらおうと思います。
さて、お正月ですので、御節、お雑煮などを取り上げたい所ですが、暮れに鹿児島に行きましたので鹿児島のハレの日のご馳走、「酒ずし」をご紹介します。今回暮れの忙しい時期にも関わらず鹿児島行きをOKしたのはこの「酒ずし」をどうしても食べてみたかったからと言っても過言ではありません。お鮨といえば普通はご飯をお酢と砂糖で味付けしますが、この「酒ずし」はご飯(お米)とほぼ同量の鹿児島の地酒をふりかけ甘辛く煮付けた椎茸や厚焼き卵をはさんで一日寝かせて作るのだそうです。可愛い塗りのすし桶によそわれたそれは、お米とほぼ同量のお酒を使っているのにも関わらす、口に運んだときにはほのかなお酒の香りが鼻腔を心地よく刺激し、粒粒感がしっかり残っているお米はほんのり甘く、口中になんともいえないコクのある旨みが広がります。日本各地に伝わる熟れ寿司とも違い、ワインに例えるなら微発酵の美味しいシャンパンというところでしょうか。食べ物は口に入れてしまうと形はなくなってしまいますが郷土食はれっきとした日本の文化であり伝統でもあります。このような各地の美味しい郷土料理が消え去ることなく、しっかり次代に受け継がれていって欲しいと心から願ったひと時でした。
昨年は2回鹿児島に行く機会がありました。5月の末に訪れたときは宿の方が蛍を見に連れて行ってくださり、十数メートルもある木々の先まで黄緑色に光る蛍の乱舞に感激しました。身は透き通り、背が宝石のようにキラキラ輝く美味しいきびなごのお刺身も味わいました(夏が旬だそうです)。そして、酒ずしやさつま揚げ、美味しい焼酎の数々。ほんに鹿児島はよかとこばい!!!
食育~大皿盛のすすめ~ [グルメ・クッキング]
50を過ぎて大胆にも田舎暮らしをはじめた友人からー彼女は正真正銘都会育ちのお嬢様なのですー時々その田舎暮らしの報告メールが届きます。今日は村の自治会のお集まりで公民館に皆が集まった由。議題案件検討採択無事終了の後、懇親会に。テーブルには皆が持ち寄ったいろいろなご馳走・酒の肴の類が大皿に盛られ、2歳から88歳老若男女70余名の大宴会と化したそうです。村人新人デビューの彼女は、これが美味しい、あれが自慢の白菜漬け、○さんの煮付けは味がええよ。△さんの和え物は誰も真似ができん。食べてみなさい。と皆に声をかけられ、帰る頃にはすっかり打解け皆と幼馴染のようになっていたというのです。嬉しかったーという感想がメールで届きました。
お料理は各人のお皿にその人の分をよそうか、大皿に盛り皆で分かち合うかですが、この大皿盛が私はコミュニケーション構築に非常に大きな働きをしていると思うのです。
まず第一に、大皿にお料理を盛り付けるということは、皆で同じお料理を分かち合うということです。今、一人で食事をする孤食や同じ食卓を囲んでいても皆ばらばらな物を食べている個食が問題になっています。情緒形成上よろしくないのではないかと言われてますが孤食や個食ではコミュニケーションが成り立ちません。皆でそろって食卓を囲み、お食事が大皿に盛り付けてあれば、「さぁ召し上がれ」から始まって「美味しい」「味が濃い、薄い」「僕にとって」「とってあげるから食べてごらん」「最後の私が食べてもいい?」「これ○チャンの好物だからあげようか?」「残るのいやだから□チャン食べちゃって」などなど自然に会話が生まれます。第二に互いのコミュニケーションを通して相手と自分の距離を推し量り相手を思いやることを学びます。同じ釜の飯を食った友との友情は絆が固い。とよく言いますが、それは家族とて同じこと。日本古来からのお食事のしつらいは各個人お膳があって、一汁三菜の食べ物が各皿によそわれるもので、お行儀という意味ではお食事中話をするのはよろしくないとされていました。ですが、ビジネスの上で胸襟を開いてお付き合いをお願いしたいときは食事を共にするのが一番といわれるように、会話を楽しみながらのお食事は心を許し場の一体感を生み出します。家族揃ってのお食事に時には大皿盛も取り入れて、会話を楽しみながらの豊かな食空間を演出して頂ければと思います。