SSブログ

初春のお約束 そして 酒ずし [グルメ・クッキング]

あけましておめでとうございます。

年をとると時間の経過が早くなると言いますが、本当にあっという間の昨年一年間で、ブログもあまり書けませんでした。楽しみにしてますからどんどん書いてください。と励ましてくださる生徒さんも沢山いて今年こそは思いのたけを存分に発信していきたいと年の初めに当たりまして思うのでございます。

昨年は、一年の世相を現す漢字に「偽」が選ばれたように本当に色々な不愉快な事件が多かったですね。特に食の世界では日本料理の代表格、料亭の吉兆をはじめ赤福、白い恋人、不二家、ミートホープ、加ト吉や白木屋など居酒屋にいたるまで表示の偽装がありました。勿体ないということから生じたとするコメントもあり、賞味期限の問題など――美味しく食べられる期間の表示であって捨てる必要はないという論議――今後検討すべき課題も多いのですが、でも、やっぱり口に入れるもの、そこに嘘があってはもってのほか。正直であるということは、謙虚な心を持ち、虚栄心や驕り、慢心などとは無縁の状態に自分を置かないといけないということです。人様のことを言う前にまず自分から。常に正直な私でいられるよう心を律することに努力をはらおうと思います。

さて、お正月ですので、御節、お雑煮などを取り上げたい所ですが、暮れに鹿児島に行きましたので鹿児島のハレの日のご馳走、「酒ずし」をご紹介します。今回暮れの忙しい時期にも関わらず鹿児島行きをOKしたのはこの「酒ずし」をどうしても食べてみたかったからと言っても過言ではありません。お鮨といえば普通はご飯をお酢と砂糖で味付けしますが、この「酒ずし」はご飯(お米)とほぼ同量の鹿児島の地酒をふりかけ甘辛く煮付けた椎茸や厚焼き卵をはさんで一日寝かせて作るのだそうです。可愛い塗りのすし桶によそわれたそれは、お米とほぼ同量のお酒を使っているのにも関わらす、口に運んだときにはほのかなお酒の香りが鼻腔を心地よく刺激し、粒粒感がしっかり残っているお米はほんのり甘く、口中になんともいえないコクのある旨みが広がります。日本各地に伝わる熟れ寿司とも違い、ワインに例えるなら微発酵の美味しいシャンパンというところでしょうか。食べ物は口に入れてしまうと形はなくなってしまいますが郷土食はれっきとした日本の文化であり伝統でもあります。このような各地の美味しい郷土料理が消え去ることなく、しっかり次代に受け継がれていって欲しいと心から願ったひと時でした。

昨年は2回鹿児島に行く機会がありました。5月の末に訪れたときは宿の方が蛍を見に連れて行ってくださり、十数メートルもある木々の先まで黄緑色に光る蛍の乱舞に感激しました。身は透き通り、背が宝石のようにキラキラ輝く美味しいきびなごのお刺身も味わいました(夏が旬だそうです)。そして、酒ずしやさつま揚げ、美味しい焼酎の数々。ほんに鹿児島はよかとこばい!!!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メロン鹿児島と金沢とお茶 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。