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大相撲と江戸の文化 [フード]

 「飲んだり食べたりしながら日本の国技を楽しむのよ。」と言われ、愛子様ほど相撲ファンではないのだけれどと思いつつも、飲んだり食べた・・に惹かれて、7日目のお相撲を楽しんで参りました。

 両国の駅を降り立てば四股名の旗が風にパタパタとたなびき江戸情緒満点。頂いたチケットを受付に示すと2番に札を出すよういわれ、まるで御茶屋通りのような風情の番所があって、2番の所にいた素敵な若いお兄さんに「あの・・・」って声をかけると お席まで ご案内くださいました。 
 大人四人には少々小さいスペースの升席に、飲み物やらお弁当やらおつまみやらが次々に運ばれてきます。中入り直後だったので、館内は既に相撲観戦の熱気でムンムン。お醤油の効いた焼き鳥とビールの美味しいこと。
 目は土俵に釘付けながら、手はビールのコープとお料理の間を行ったりきたりそして時に手が痛くなるくらいの拍手。口はにわか相撲評論家の如くお隣の升席の御仁まで巻き込みペチャクチャペチャクチャ・時にキャー! 場を共有するというのはこころを開くのですね。お隣の方たちともすっかり仲良くなって、共に応援している力士が勝ち名乗りを上げようものなら、もう笑顔満面、興奮状態です。そしてその間にビールとお料理に舌鼓を打ち、にわか料理評論家にもなってお弁当のお料理の説明までかってでてしまいました。相撲の一番一番がTVで見ているといやに長いのですが、あの間がいかに大切かしかと分かります。
 懸賞金の旗も楽しいものでした。永谷園が一番多かったのですが、その放送が面白く、「梅のお茶漬け永谷園」「お茶漬けのりの永谷園」「わさび茶漬けの永谷園」「鮭茶漬けの永谷園」「たらこ茶漬けの永谷園」と旗の数だけ館内放送が続くのです。朝青龍のときなど懸賞金も多いので会場の皆がどっと笑うくらいリズミカルに永谷園の名前が轟いておりました。久々に永谷園のお茶漬け食べてみたくなるほどに効果満点。永谷園のあの黄色と抹茶色・黒・赤の縞模様のパッケージもそういえばイメージは江戸ですね。江戸時代の宣伝もきっと似たようなものだったのでしょうね。お相撲が江戸の人々の大切な娯楽の一つだったのだろうと心から理解できました。
 お相撲観戦が終わってお帰りにまたお茶屋の2番所に寄ったら、大きな紙袋にいっぱいのお土産を頂いて、なんとも心豊かに帰路についたのでした。


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